予防接種(ワクチン)のご案内
予防接種(ワクチン)のご案内
当院では土曜日に小児科医による各種ワクチン接種を行なっています(予約制)
当院でワクチンを受ける利点
- 一般小児科と違って感染症の小児がいない健診専門の外来でワクチン接種が出来るため、他の小児からの感染症をうつされる危険性が少ない
- その子が生まれる前(妊娠中)、生まれた時(分娩時、生後)の記録があるため、状況の判断や分析がし易い
- 小児用ワクチンは、土曜日に行っているため、仕事が休みのご主人、子供が休みのお子様が来院し易い
インフルエンザワクチンについて
- インフルエンザワクチン(妊婦さん用・小児用・一般用)の接種を行っています
- 妊婦さん用、一般用インフルエンザワクチン接種は予約なしで毎日行っています
- 小児用インフルエンザワクチンは、旧来の注射型に加えて新しい点鼻ワクチンも発売され(2歳~19歳を対象)注射でないため痛くありません
- インフルエンザは、例年12月~3月頃に流行し、1月~2月にピークを迎えることが多く、ワクチンの有効期間が6か月ですので10月~12月までにインフルエンザワクチンの接種を終えておくことが望ましいです
妊婦用RSウィルスワクチンについて
RSウイルスは世界中に広く分布しており、生後2歳までにほぼ100%がRSウイルスに感染します。乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるとされています。症状は感冒様症状から下気道感染に至るまで様々ですが、特に生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。
RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ®筋注用)
以前は、リスクの高い妊娠35週以前に生まれた新生児にRSワクチンを注射していましたが、2024年5月末からはRSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ®筋注用)を、妊婦に接種することにより母体の体内でRSウイルスに対する抗体(RSウイルス感染を阻止する抗体)を産生し、その抗体が胎盤を通じて母体から胎児へ移行する(移行抗体といいます)ことで、出生後の乳児をウイルスから守り、乳児におけるRSウイルス感染症を原因とする下気道疾患を予防できることになりました。適応症は、“妊婦への能動免疫による新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防”、用法および用量は、妊娠24~36週の妊婦に1回0.5mLを筋肉内に接種するとなっています。
投与スケジュールなど詳細は受付にお問い合わせください。